スマート洗濯機を買ってみた

10年くらい使っていた我が家の洗濯機が壊れたので買い換えた。IoTビジネスに関わるものとしてはせっかくのタイミングなのでパナソニックのスマート家電対応の洗濯機にしてみた。

早速アプリをダンロードして設定をしてみる。洗濯機でWifiの設定をするというのは新鮮だ。でもやはり普通の主婦にはハードル高いだろうと感じた。UX的にIoT家電の欠点のひとつはやはりWifi設定などの通信環境まわりかなとあらためて感じる作業だった。

「WPSを使って接続して下さい」とあるがWPS知っている主婦はほとんどいないだろうなと。私はあえてWPSを選ばないでやってみたが,一端洗濯機をwifiの基地局にしてそこから設定するというとてもしびれるものであった。

画像: スマート洗濯機を買ってみた

何ができるか?

さて無事に接続された後は何ができるか見てみた。私の購入したパナソニックの新型は洗剤を自動投入できるので外から運転や予約ができる機能がついている。しかし洗濯の場合はあまり外から使うシーンが想い浮かばない。エアコンやお風呂などであれば家に帰って玄関開けてすぐに暖かい!とかお風呂湧いている!など事前に予約するニーズあると思うが,洗濯の場合は家に帰ってすぐに干したい!というニーズくらいなのだろうか?あまり必要性は感じなかった。あとはステータス通知。終わったこと教えてくれたりする。まああれば便利ではある。2世帯や3世帯同居やシェアハウスのように順番に効率的に洗濯したい場所では重宝する機能だろう。ただ普通のひとつの家族の家ではよほど巨大な家で無ければニーズはそれほどないかなと。また洗剤や柔軟剤の量が少なくなるとお知らせしてくれる機能もあるが,これはAmazonダッシュボタンと是非連動して欲しい。そのまま足りなくなったらAmazonに自動発注できたらこれは便利だろう。

画像: 何ができるか?

どうしたらスマートになるのか?

結論的にはまあやはり「スマート洗濯機」としては現在の機能は特に必要性を感じるものではなかった。これがあるから買う!という人はほとんどいないのではないだろうか。ではどうしたら良いのだろうか?

やはりIoTビジネスの基本的な考え方であるが,どんなデータを活用したら顧客のUXとして課題が解決したり便利なんだろう?というところから考えるべきだろう。洗濯機の場合のよく感じる課題は以下のようなものだろう。

・この服どうやって洗えばいいのかな?

・色落ちする服と他の服一緒に洗いたく無い!

・この服よれてきたけど何回洗ったのかな?

・パパの服と私の服で別々に洗いたいし,設定も変えたい!

・このよごれどうやって落とすのかな?

こうした課題を解決するにはやはり服側のデータも必要だ。まず簡単に実現するには洗い方表示の書いてある服のタグを画像認識で読み込み同時に洗って良い服を選べると便利だろう。あらかじめ購入段階でわかるのも便利だ。今でればZOZOTOWNやユニクロで購入すると自動的に洗い方データも購入履歴データベースと紐づけてくれると洗濯の時便利かも知れない。そしてさらに次のレベルに行くには服にICタグがついていることだ。そうすればスマホで読み取るだけでなく,洗濯機に投入する時に自動的に選別してくれる。高級品であればコスト的にもそれぐらい問題では無いし。例えばパナソニックがモンクレールと組んで「自宅でモンクレールが洗える洗濯機!」として売り出せばモンクレールユーザーが望んで選択してくれる洗濯機になるはずだ。モンクレールのダウンについたICタグを洗濯機側で読み込んで選択モードを自動設定できればよい。

そして前にいつ洗ったのか。何回洗ったのかのデータも大事だ。買い換えタイミングもわかるし,メーカーもそのデータはどのように服を使っているかの貴重なデータになるのだ。

しかし何よりも洗濯の一番のニーズは汚れをしっかり落とすことだ。どうしたらこの汚れを落とせるのか?顧客のニーズをかなえるならスマホで汚れを画像データで読み込んで画像解析し,洗濯前の下準備の指示も出すべきだろう。シミ落としが必要であればもそのままアプリから購入してすぐ届けてくれることがUX的には一番だ。さらに素人では無理なレベルであればこれをプロにまかせましょうと表示がでてクリーニング屋さんと連動して自宅までとりに来てくれるサービスになっていれば完璧だ。本当に顧客視点のUXでサービスを組み立てれば家電はこうしたサービスのハブになり,顧客の行動利用データを司るところに最大のビジネス価値が生まれるのだ。 

是非次の洗濯機の買い換えの頃にはちゃんとしたスマート洗濯機になっていることを期待したい。

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