コンサルティングファーム在籍者の転職理由は実に多様である。

•リアルビジネスに携わりたい
•新規事業の創出に携わりたい
•CEOアジェンダ(経営陣が考えるべき重要課題)に携わりたい
•海外プロジェクトに参画したい
•プロモーションしたい
•専門性を身につけたい
•年収アップさせたい
•目指すコンサルティングスタイルと違ってきた
•プライベートとのバランスを取りたい
etc.

さらにはキャリアの選択肢も多岐に渡る。

•競合ファーム
•社内異動(リサーチャー等バックオフィス含む)
•事業会社
•金融機関やファンド
•独立・起業
etc.

独立・起業の話は別の機会に譲るとして、転職にまつわる失敗にはいくつかの類似系が見られるので、後悔をしない為に留意すべき点について紹介していきたい。

危険信号1:短期間で転職を繰り返す

転職を恋愛や結婚に例えられることは多いが、長続きしない人の特徴は少なからず重なる部分がありそうだ。

●他責系
環境や周囲の責任にして問題解決をしようとせずに、不満が出るたびに転職を繰り返す
●青い鳥系
理想が高過ぎる。常にもっといい会社があるはずだと思い、転職を繰り返す
●逃避系
目的無くとりあえず退職したり、よく調べずに片っ端からキャリアチェンジの職種に応募する

上記に一つでも当てはまる状況の方は、冷静な判断ができていない可能性が高い。悪いことは言わないので、転職を思い留まった方が賢明だ。

危険信号2:隣の芝生が青く見える

ここで特に強調しておきたいことは「転職では必ずトレードオフが発生する」ということだ。

隣の芝生は青い、とはよく言ったもので、どうしても、新しい職場で得られるもの(メリット、魅力)ばかりに目が行きがちだ。だが、実際には失うもの(デメリット、課題)も同程度あると考えて良い。にも関わらず、後者を意識せずに転職を決断し、入社後に後悔する人は多い。

トレードオフに対する理解と覚悟が出来て、ようやくスタート地点に立ったと言える。

危険信号3:思考を止めてしまう

内定を獲得した途端に誰しも気が緩むもの。苦労して獲得した内定であるほど、深く考えずに入社を即決して後悔するケースがある。

会社の名前(ブランド力)で決めて後悔したという話も良く聞くだろう。上記に共通しているのは、本来検討すべき点について熟慮する前に思考を止めてしまっていることだ。考え抜く、ということは想像以上に大変な労力を必要とする。その為、早く決めて楽になりたい、という心理が働くのだ。だが、短期間で転職をする人は口を揃えてこのように言う。

•想定と違った
•想定外だった
•話が違う

同じ鐵踏まない為にここから学ぶべきことは、想定外を最小限に抑えるために思考を止めずに、考え続けることの重要性だ。

•転職の最大の目的は何か?
•転職後のリスクは何か?
•リスクを乗り越える覚悟はあるか?

についてトレードオフの法則に留意しつつ整理し、それでも転職をするに足る企業/職種/条件/タイミングかを熟慮の上、決断することが重要だ。

今回は大枠の抽象的な話になってしまったので、次回の「コンサルタントのキャリアのつくりかた」は事例ごとにさらに踏み込んで書いていきたいと思う。

画像: 危険信号3:思考を止めてしまう

三石真司(みついししんじ) アクシスコンサルティング株式会社
自身の仕事に誇りを持ち、キャリアコンサルタントが天職だと涼しげに言い切る一児の父。九州男児の割にお酒はめっぽう弱く、週末はもっぱらノンアルコールジュースで妻と乾杯。

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