アクシスコンサルティング株式会社のキャリアコンサルタント 祝佑斗です。20代半ばから30歳くらいまでの若手ナレッジワーカーから、よく質問される事項を「ヤングの注目キャリアTOPICs」として紹介していきます。

まず今回のTOPICは「今、自分は転職をすべきか?」です。

昨今アベノミクス効果で経済活況、有効求人倍率も2015年3月の統計では1.15倍という23年ぶりの高水準をとなっており、アクシスコンサルティングへ転職の相談にくる人も増えています。

実際、各企業が積極採用をしています。「今の会社では出来ないことがしたい!」「もっと成長スピードを加速したい!」といった前向きな理由で転職を考える人には、絶好のチャンスです。一方、ネガティブな要因で転職を考え、相談にくる方も少なくはありません。

転職は新たな道が開ける一方、リスクも伴います。そのリスクと天秤にかけた時、キャリアコンサルタントが、決して転職を勧める事ができない人もいます。

転職しようと考えたときの理由が「ヒト」「モノ」「カネ」の場合です。

ヒト:人間関係が原因で転職を考えているケース

20代半ばから後半にかけては、昇進・昇格などで異動が発生し、同僚や上司など新しい人間関係に悩むタイミングです。

職場の人間関係に疲れた人が転職活動した場合、訪問した企業の面接官と意気投合し、その人柄に惹かれてそのまま転職先を決めるケースが多く見受けられます。しかし、その面接官がレポートラインから外れてしまう、転職をするなどの状況になると、結局思うように仕事を進められず、短期間で転職を繰り返す結果になることも少なくありません。

人間関係が嫌で転職すると、その先でも同様の理由で転職をする可能性が高くなります。チームとの関係性を良好に保つコミュニケーション力をつける、チームビルディングの力をつける努力をまずは最大限試みることが大切です。

モノ:与えられた職務などが原因で転職を考えるケース

「同じようなプロジェクトが続いて、そろそろ飽きてきた…。」「新担当の業務がつまらない。」など、社会人歴が長くなってきたこの時期に増える相談です。

しかし転職した直後に、新規の面白いプロジェクトに必ず関われる保証はありません。例え社会人歴が長いとしても、社歴は浅いためです。新しい職場では、希望の職務に対して手を挙げても、参画できる可能性が現職より低くなるリスクがあります。

特に、未経験の職種へ転職した場合、初めのうちは先輩のサポート業務が多く、すぐには思い描いた業務に携われないことも多いでしょう。「飽きた」で転職を考えるよりも、現在の仕事で最善を尽くし、自ら面白くして評価を高めたほうが、社内でも社外でもより面白いプロジェクトに関われる可能性が高くなります。

カネ:そのものズバリ、年収が原因のケース

結婚や子育て等ちょうどライフイベントを迎えるヤング世代。年収に対する不満も少なくはありません。昨今は多くの企業が人手不足に悩んでいる為、入社時の年収を高く提示する、“入社準備金”という名目で初年度年収を上乗せするという採用も多く見受けられます。

ただし、高い金額を提示される変わりに、入社後のパフォーマンスに関して高いものが要求される覚悟も必要です。また、仕事の成果や状況によっては、1年後の年収が下がる可能性があることも考慮しておく必要があります。「年収を上げたい」ではなく「自分がどの方向へ向かいたいか」という主体的な意志がないと、転職後の状況の変化に対応することが難しいでしょう。

上記三点に共通するのはいずれも
「現状の不満から目先の利益にすぐに飛びつかないことが重要」
だということです。

とはいえ、自身だけで転職についての的確な判断をするのが難しい場合もあります。キャリアコンサルタントなどのプロフェッショナルに相談することもひとつの方法です。

画像: カネ:そのものズバリ、年収が原因のケース

プロフィール:祝佑斗(いわいゆうと) アクシスコンサルティング株式会社 キャリアコンサルタント
飄々としたキャラクターで先輩キャリアコンサルタントとも対等に渡り合う若手のホープ。たまのプラネタリウム鑑賞が至福のひと時。

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